鈴鹿スカイラインは、かつての有料道路が国道477号に組み込まれた無料の峠道です。料金も二輪規制もない代わり、毎年12月から3月末まで確実に閉じます。閉鎖の日付は年ごとに動き、しかも積雪次第で前倒しされるため、12月と3月の計画はその年の告示で決めることになります。
どんな道か(区間・幅員・勾配)
冬期通行止めの区間として三重県が示しているのは、三重県三重郡菰野町菰野地内から滋賀県甲賀市土山町大河原地内までの17.2kmです(2026-08時点・三重県)。この17.2kmがそのまま峠越えの区間にあたります。県境の武平峠には武平峠展望所があり、標高は800m、駐車は30台です(2026-08時点・観光三重)。峠直下は武平トンネルで抜けます。
麓側の高度感は御在所ロープウエイの諸元が参考になり、全長2,161m・高低差780mで山上まで片道約15分(同)。区間長・幅員・大型車の通行可否については、道路管理者である三重県四日市建設事務所の公表資料で確認できたのは延長17.2kmまでで、幅員の数値は確認できませんでした。推測では書きません。
走る向きで変わること
三重側の菰野から入ると湯の山温泉を経て峠へ上がり、滋賀側へ抜ければ甲賀・土山から国道1号に出られます。逆向きなら滋賀側から入って三重側へ下り、下山後すぐ湯の山温泉に入れます。冬期は17.2kmが県境をまたいで丸ごと閉じるため、三重・滋賀の行き来自体を組み直すことになります。
冬季と路面のコンディション
三重県が告示した冬期通行止めの実績は次のとおりです。
| 年度 | 通行止め開始 | 解除 |
|---|---|---|
| 令和7年度 | 2025年12月12日 | 2026年3月30日 10:00 |
| 令和6年度 | 2024年12月11日 10:00 | 令和7年3月下旬(予定) |
| 令和5年度 | 2023年12月15日 10:00 | — |
いずれも2026-08時点・三重県。令和6年度は当初12月20日開始の予定でしたが、滋賀県側の冠雪を確認して9日前倒しされました。「例年12月中旬」で計画すると、雪の年は1〜2週間早く締め出されます。
三重県が公表する冬期閉鎖区間は3路線で、国道306号(鞍掛峠12.9km)、国道477号(武平峠17.2km)、県道25号 南濃北勢線(二之瀬峠8.7km)です。**このうち鈴鹿山脈を三重・滋賀県境で越えるのは306号と477号の2本で、冬はその2本とも閉じます。**国道421号(石榑峠)はこの一覧に含まれていません。当日の規制は三重県道路規制情報で確認できます。
給油と休憩の位置
峠区間にガソリンスタンドはなく、給油は新名神 菰野IC周辺か滋賀側の土山で済ませます。休憩は峠の武平峠展望所(駐車30台)か麓の湯の山温泉。**峠上のトイレの有無は、三重県・観光三重・菰野町観光協会のいずれの公表資料でも確認できませんでした。**確認できたのは駐車台数までです。
沿線の見どころ
御在所ロープウエイは往復が大人2,600円・小人1,300円、片道は大人1,500円・小人750円。営業は4月1日〜11月30日が9:00〜17:00(上り最終17:00・下り最終17:20)、12月1日〜3月31日が9:00〜16:00です(2026-08時点・御在所ロープウエイ)。駐車場は300台で、終日料金は自動二輪車・中型車1,000円、大型車2,000円(同)。二輪も普通車と同額の1,000円なので、山上へ上がるなら見込んでおきます。
麓の湯の山温泉は渓流沿いに宿が並び、日帰り入浴を受ける宿もあります。
交通量と混雑の傾向
峠の駐車が30台しかないのに対し、武平峠は御在所岳・鎌ヶ岳・雨乞岳の登山口を兼ねています。週末の朝は登山者の車で先に埋まり、路上駐車と横断が増える構造です。
この峠につながる峠
日本二輪車普及安全協会の二輪車通行規制区間情報には三重県のページが掲載されておらず、県内に報告されている二輪規制区間はありません(2026-08時点)。同じ鈴鹿山脈越えの国道306号(鞍掛峠)と組み合わせれば三重・滋賀を2本の峠で往復できますが、こちらも冬は閉じます。三重側を南下すれば櫛田川沿いの道の駅 飯高駅へつながります。
よくある質問(FAQ)
Q. 鈴鹿スカイラインの冬期通行止めはいつからいつまでですか。 A. 令和7年度は2025年12月12日から2026年3月30日10:00、令和6年度は2024年12月11日10:00からでした(2026-08時点・三重県)。区間は菰野町菰野地内〜甲賀市土山町大河原地内の17.2kmです。積雪で開始が前倒しされる年があるため、12月の計画はその年の告示で確認してください。
Q. 通行料金や二輪の規制はありますか。 A. どちらもありません。かつての有料道路が国道477号として無料開放された区間で、料金所はありません。日本二輪車普及安全協会の二輪車通行規制区間情報にも三重県のページは掲載されていません(2026-08時点)。
Q. 冬に三重から滋賀へ抜けたい場合はどうしますか。 A. 鈴鹿山脈を県境で越える国道306号(鞍掛峠)も三重県の冬期閉鎖区間で、477号と同時に閉じます。冬は峠越えではなく、新名神高速や国道1号の鈴鹿峠側へ回る前提で組んでください。
料金・営業時間・通行規制は変更されることがあります。本記事の数値は各項目に記載した時点のものです。訪問前に公式情報でご確認ください。