鈴鹿スカイラインは、三重県菰野町と滋賀県甲賀市を武平峠(ぶへいとうげ)で結ぶ国道477号の山岳区間。かつての有料道路が無料開放された峠道で、御在所岳の荒々しい岩肌を間近に見ながらタイトなコーナーが連続する、東海・関西ライダーに古くから愛されるワインディングです。三重側の登りでは眼下に伊勢平野と伊勢湾が広がり、麓には湯の山温泉が控えるため、「走って、眺めて、湯に浸かる」が半日で完結する使い勝手のよいルートです。
このルートのポイント
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 距離 | 山岳区間 約10km強(湯の山温泉〜滋賀県側) |
| 所要時間 | 走行のみ約30分/温泉・ロープウエイ込みで半日 |
| 難易度 | 中級(タイトカーブが連続。路面の落ち葉・砂に注意) |
| ベストシーズン | 4月下旬〜11月(新緑と紅葉が見事) |
| 料金・規制 | 無料。例年12月中旬〜3月下旬頃は冬期通行止め(年により変動、三重県の道路情報で要確認)。二輪の通行規制はなし |
モデルコース(半日)
新名神 菰野IC → 国道477号 → 湯の山温泉(温泉街散策)→ 鈴鹿スカイライン三重側ワインディング → 武平峠・武平トンネル → 滋賀側へ下り → 国道1号または307号で甲賀・近江方面へ。
三重側から登る向きがおすすめ。ヘアピンを重ねるごとに伊勢平野の眺望が開けていき、振り返れば伊勢湾まで見渡せます。峠を越えた滋賀側は樹林帯の下りが続き、雰囲気の違いも楽しめます。帰路に湯の山温泉で日帰り入浴を組み込むのが定番です。
見どころ
御在所岳
標高1,212m、鈴鹿山脈の主峰。スカイラインはその山腹を縫って走り、奇岩がそびえる岩壁を間近に望めます。麓からは御在所ロープウエイで山上公園へ上がることもでき、バイクを停めて空中散歩を楽しむプランも人気です。
武平峠
標高約800mの三重・滋賀県境。峠直下を武平トンネルが貫き、周辺は鎌ヶ岳・御在所岳への登山口として賑わいます。駐車スペースからは天気が良ければ琵琶湖方面の山並みも望めます。
湯の山温泉
開湯1300年と伝わる御在所岳山麓の温泉地。渓流沿いに旅館が並び、日帰り入浴を受け付ける宿も多く、ツーリングの締めに最適です。
蒼滝
湯の山温泉の奥にある落差約50mの名瀑。温泉街から遊歩道で歩いて訪ねられる涼スポットです。
グルメ・立ち寄り
- 湯の山温泉の日帰り入浴:峠走行後の疲れを癒やす定番
- 僧兵鍋:湯の山温泉の名物鍋料理
- 菰野の永餅・アクアイグニス:菰野IC周辺の立ち寄りスポット
- 四日市とんてき:三重側へ下りた後のガッツリ系ご当地グルメ
ベストシーズンと服装
新緑の4月下旬〜5月と、御在所岳の紅葉が山肌を染める10月下旬〜11月上旬がベスト。標高800mの峠付近は麓より気温が低く、春秋は防寒レイヤーとネックウォーマーなどの防寒小物が必須です。夏は下界の暑さを逃れる避暑ルートとして重宝するので、メッシュジャケットで風を通しながら走るのが快適です。
走行時の注意点
- 例年12月中旬〜3月下旬頃は冬期通行止め。開通時期は年により変わるため、春先は三重県の道路規制情報を確認
- タイトカーブが連続し、路面に砂・落ち葉が浮いていることがある。ブラインドコーナーは慎重に
- 週末は登山者の路上駐車やハイカーの横断が多い。武平峠付近は特に注意
- 大雨後は落石・通行規制が発生しやすい山岳路。走行前に規制情報の確認を
- 二輪の通行規制はなく、無料で走行できる
よくある質問(FAQ)
Q. 冬でも走れる? A. 例年12月中旬〜3月下旬頃は冬期通行止めです。開通時期は年により変動するため、春先に走る場合は三重県の道路規制情報を事前に確認してください。
Q. 二輪の通行規制や通行料金はある? A. 二輪の通行規制はなく、無料で走行できます。かつての有料道路(鈴鹿スカイライン)が無料開放された区間です。
Q. どちら側から走るのがおすすめ? A. 三重側から登る向きがおすすめです。ヘアピンを重ねるごとに伊勢平野の眺望が開け、振り返れば伊勢湾まで見渡せます。峠を越えた滋賀側は雰囲気の違う樹林帯の下りが楽しめます。
Q. 初心者でも走れる? A. 難易度は中級です。タイトカーブが連続し、路面に砂や落ち葉が浮いていることがあります。週末は武平峠付近で登山者の路上駐車や横断も多いため、ペースを抑えて走れば景色と温泉を十分楽しめるルートです。
周辺ルートとの組み合わせ
滋賀側へ下りたら、国道1号の鈴鹿峠方面にある道の駅 あいの土山で休憩し、旧東海道の峠越えと組み合わせるのが手軽です。さらに西へ走れば琵琶湖一周へ接続でき、鈴鹿の峠と湖畔クルージングを組み合わせた1日ロングツーリングが完成します。