閉じるのも11時、開くのも11時。長野県茅野市と佐久穂町を結ぶ国道299号メルヘン街道は、毎年11月中旬から4月中旬まで峠前後がまとめて閉鎖されます。最高地点の麦草峠は標高2,127mで、国道では渋峠に次ぐ第2位の高さです(2026-08時点・国土交通省)。
国道2位の標高2,127m。冬に閉まるのは茅野市から小海町まで
冬期通行止めの対象区間として長野県諏訪建設事務所が示しているのは、茅野市北山千駄刈から麦草峠を越えて南佐久郡小海町千代里の林業センターまでです(2026-08時点・茅野観光ナビ)。峠を挟んで茅野市側と佐久穂町・小海町側の両方が同時に閉まります。
最高地点は標高2,127m。国道の標高順位では1位が国道292号の渋峠2,172m、2位がこの麦草峠です(国土交通省)。
茅野側から登るか、佐久穂側から登るか
茅野側は中央道 諏訪南ICから直結し、蓼科高原を経て峠へ上がります。佐久穂側は中部横断道 八千穂高原ICが最寄りで、八千穂高原の白樺林を抜けてから登坂に入ります。通り抜けを組めるのは4月中旬から11月中旬までで、それ以外は八ヶ岳を南麓か北麓へ大きく迂回することになります。
閉じるのも開くのも11時ちょうど。2年分の実績日付
冬期通行止めの実績は次のとおりです。
| 年度 | 通行止め開始 | 解除 |
|---|---|---|
| 令和7年度 | 2025年11月20日 11:00 | 2026年4月16日 11:00 |
| 令和6年度 | 2024年11月14日 11:00 | 2025年4月17日 11:00 |
いずれも2026-08時点・茅野観光ナビ。**2年とも午前11時ちょうどに閉じ、午前11時ちょうどに開いています。**開始日は11月14日と11月20日で6日ぶれており、「例年11月中旬」では詰め切れません。
佐久建設事務所の解除告示では、麦草峠が最後に開く
長野県佐久建設事務所が令和7年度の解除対象として告示した区間は7つで、うち4区間が国道299号です。解除日時は麦草峠の2区間が2026年4月16日11:00、十石峠が2026年4月3日11:00、県道上野小海線のぶどう峠が2026年4月8日11:00、県道川上佐久線の馬越峠が2026年4月8日14:00(2026-08時点・長野県佐久建設事務所)。佐久側で最後まで開かないのが麦草峠という並びです。現況は「道路情報広場Nagano」で通行規制情報とライブカメラを確認できます(長野県)。
峠にスタンドは無い。白駒の池の駐車場は二輪200円
峠区間にガソリンスタンドはなく、給油は茅野市街か佐久穂町の市街地で済ませる前提です。峠上の拠点は麦草ヒュッテで、標高2,127m、相部屋100人と8畳・6畳の個室、男女各1の浴室を備えます(2026-08時点・麦草ヒュッテ)。
白駒の池入口の有料駐車場は普通車600円・二輪車200円、トイレは協力金50円。営業期間は4月下旬〜11月中旬で、期間中は24時間駐車できます。運営は南佐久北部森林組合です(2026-08時点・佐久穂町観光協会)。
白駒池・日向木場展望台・八千穂高原の白樺林
白駒池は原生林に囲まれた池で、周囲に苔の森が広がります。駐車場から池畔までは徒歩で散策路が整備されています。茅野側の登りには日向木場展望台があり、南アルプスから御嶽山までを見渡せます。佐久穂町側の八千穂高原は白樺林で知られます。紅葉期の白駒池は駐車場の順番待ちが発生します。
春は十石峠が先に開く
日本二輪車普及安全協会の規制区間情報には、長野県のページがありません(2026-08時点)。同じ国道299号の十石峠は麦草峠より2週間ほど早く4月3日11:00に開くため、春先に走れるのは十石峠が先です。八ヶ岳の南麓へ回れば清里高原・萌木の村〜まきば公園へ抜けられ、こちらは冬期通行止めの対象外の標高帯です。
よくある質問(FAQ)
Q. 麦草峠の冬期通行止めはいつからいつまでですか。 A. 令和7年度は2025年11月20日11:00〜2026年4月16日11:00、令和6年度は2024年11月14日11:00〜2025年4月17日11:00でした(2026-08時点・茅野観光ナビ)。開始日は年により6日ほど動きます。
Q. 二輪の通行規制や通行料金はありますか。 A. 国道299号は無料です。二輪の規制は、日本二輪車普及安全協会の規制区間情報に長野県のページが無く(2026-08時点)、編集部が確認できた制約は冬期通行止めです。現地の規制標識が優先します。