しまなみ海道(西瀬戸自動車道)は、愛媛県・今治と広島県・尾道を結び、瀬戸内海に浮かぶ島々を大小の橋で渡っていく海上ルートです。サイクリングの聖地として世界的に知られますが、バイクで走っても格別。来島海峡大橋をはじめとする橋の上から望む青のグラデーションと多島美は、西日本屈指の絶景として高く評価されています。各島には展望台や名社、海鮮グルメが点在し、走って・眺めて・味わって楽しめる、ツーリングの満足度が非常に高いコースです。
このルートのポイント
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 距離 | 今治〜尾道 約60km(本線・島内道含む) |
| 所要時間 | 走行のみ約1.5時間/観光込みで半日〜1日 |
| 難易度 | 初級(高速規格で走りやすい。橋上の横風に注意) |
| ベストシーズン | 春〜秋(特に空気の澄む春・秋が好機) |
| 通行区分 | 本線は126cc以上の自動二輪が通行可(原付・自転車は専用道で別料金) |
モデルコース(半日〜1日)
今治IC → 来島海峡大橋 → 大島(亀老山展望公園)→ 伯方島(伯方の塩)→ 大三島(大山祇神社)→ 生口島(耕三寺・レモン)→ 因島 → 向島 → 尾道。
今治側からスタートするのが定番です。橋を渡るたびに島の表情が変わり、各島で一度本線を降りて立ち寄りながら進むと飽きません。半日あればのんびり片道、観光を絡めるなら1泊して往復するプランもおすすめです。
見どころ
来島海峡大橋
世界初の三連吊橋で、全長約4km。瀬戸内海の急潮と多島美を一望する、しまなみ最大のハイライトです。
亀老山展望公園(大島)
来島海峡大橋を眼下に見下ろす絶景展望台。橋と島々が織りなすパノラマは、しまなみを象徴する一枚が撮れるスポットです。
大山祇神社(大三島)
全国の山祇神社・三島神社の総本社。武具の国宝・重要文化財を多数所蔵し、荘厳な参道の雰囲気も魅力です。
生口島・耕三寺
極彩色の堂塔と大理石庭園「未来心の丘」で知られる寺院。生口島は柑橘の島としても有名で、レモンスイーツが楽しめます。
グルメ・立ち寄り
- 鯛めし・海鮮丼:各島の食堂で瀬戸内の幸を味わえる
- 伯方の塩:伯方島の名産。塩ソフトクリームも人気
- 瀬戸田レモン:生口島の特産。レモンケーキやドリンクが定番
- 尾道ラーメン:ゴール地点・尾道のご当地グルメ
ベストシーズンと服装
気候は温暖で通年楽しめますが、空気の澄む春・秋は特に島影がくっきり見えて美しい季節です。橋の上は海風が強いため、夏でもウインドブレーカーがあると快適に走れます。
走行時の注意点
- 本線(自動車道)は126cc以上の自動二輪のみ通行可。原付・自転車は専用道で料金体系が異なるため区分を確認する
- 橋の上は横風が強く吹くことがある。車線中央をキープし、速度を控えめに
- サイクリストが非常に多いエリア。島内一般道では速度を抑え、譲り合って走る
周辺ルートとの組み合わせ
遠方からは大阪南港〜東予港のフェリー(オレンジフェリー)を使えば、就寝中に四国入りし翌朝そのまま今治へ向かえます。尾道側へ抜けたあとは、瀬戸内しまなみの対岸・とびしま海道(安芸灘とびしま海道)と組み合わせる周回プランも人気です。
よくある質問(FAQ)
Q. 原付でしまなみ海道を渡れますか? A. 本線(西瀬戸自動車道)は125cc超の自動二輪のみで、原付・125cc以下は本線を走れません。ただし各橋には原付・自転車が通行できる専用道が併設されており、そちらを使えば島づたいに渡れます。所要時間と走り方が変わるため、排気量に応じてルートを選んでください。
Q. 250ccのバイクならどう走るのが良いですか? A. 本線をそのまま走り抜けるのが基本ですが、それだと島の景色をほとんど見ずに終わります。生口島・大三島などでいったん降り、島の一般道を挟みながら進むと、海沿いの集落やレモン畑といったしまなみらしい風景を楽しめます。
Q. 通行料金はどのくらいですか? A. 区間ごとに料金が設定されており、全線通しと部分利用で変わります。ETC割引の適用条件も含め、最新の料金は本州四国連絡高速道路の公式情報で確認してください。