大間崎は、まさかりの形をした下北半島の刃先にあたる、本州最北端の岬です。マグロの一本釣りで全国に知られる大間の漁港町にあり、岬に立てば目の前の津軽海峡越しに、対岸の北海道・函館の街並みや弁天島の灯台を望めます。青森市側から下北半島を縦断し、風光明媚なはまなすラインをたどって到達する最果ての地は、東北ツーリングの一区切りにふさわしい達成感と、名物の大間まぐろが待つ目的地です。
このルートのポイント
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 距離 | むつ市街〜大間崎で片道約50km |
| 所要時間 | むつから片道約1時間/半島縦断で1日 |
| 難易度 | 中級(海岸ワインディングと強風。距離が長い) |
| ベストシーズン | 6〜9月(好天と大間まぐろの水揚げ最盛期) |
| 通行 | 国道279号・338号ともに二輪通行可・通年 |
モデルコース(1日)
青森・野辺地方面 → 国道279号(はまなすライン)→ むつ市街 → 大間崎 → 国道338号(下北西海岸)→ 仏ヶ浦方面 → むつ・脇野沢泊。
陸奥湾沿いのはまなすラインを北上して大間崎で本州最北端に到達し、帰路は西海岸の国道338号で仏ヶ浦を巡ると、下北半島をぐるりと一周できます。半島は集落の間隔が広く給油拠点が限られるため、むつ市街で満タンにしておくと安心です。大間からは函館へのフェリーも発着しており、北海道ツーリングへ渡る玄関口にもなります。
見どころ
大間崎
本州最北端を示す碑と、マグロのモニュメントが立つ岬。津軽海峡を挟んで北海道が間近に見え、晴れた日には函館山や恵山まで見渡せます。最北端に到達した記念に立ち寄るライダーが絶えないスポットです。
弁天島と大間埼灯台
大間崎の沖合に浮かぶ小島・弁天島には、白黒に塗り分けられた大間埼灯台が立ちます。潮流の速い津軽海峡の航路を守る灯台で、岬の景観に彩りを添えています。
恐山(周辺)
むつ市街から山を越えた先にある、日本三大霊場のひとつ。荒涼とした火山の景観と宇曽利山湖のコバルトブルーが独特の雰囲気を醸し、下北半島を訪れるならあわせて巡りたい聖地です。
グルメ・立ち寄り
- 大間まぐろ:一本釣りで名高い大間のブランドマグロ。丼や寿司で味わえる
- 大間の海の幸:ウニやイカなど、漁港町ならではの新鮮な魚介
- むつ市のご当地グルメ:味噌貝焼きなど下北の郷土の味
- 仏ヶ浦:西海岸に連なる奇岩の景勝地。遊覧船や展望台から楽しめる
ベストシーズンと服装
好天が期待でき、大間まぐろの水揚げも盛んになる6〜9月がベストシーズンです。下北半島は本州でも冷涼な地域で、海沿いは夏でも風が冷たく、霧が発生することもあります。防風インナーやウインドブレーカー、レインウェアを携行し、気温の変化に備えましょう。
走行時の注意点
- 岬や海岸沿いは横風が強い。橋の上や開けた区間では車体を煽られないよう注意する
- 半島内は給油拠点が少ない。むつ市街など手前で早めに給油する
- 距離が長く単調な区間もある。こまめに休憩し疲労をためない
- 早朝・夕暮れはニホンザルやシカの飛び出しに注意する
周辺ルートとの組み合わせ
大間崎から下北半島西海岸を南下すれば、断崖に奇岩が連なる仏ヶ浦(仏ヶ浦・下北半島)へと展開できます。津軽半島側へ渡れば、こちらも最果ての岬である龍飛崎(竜飛崎・津軽半島)と対をなし、青森の二つの半島をめぐる最北端ツーリングが組み立てられます。